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管理者:矢吹天成(旧名:石動雷獣太→無)
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地霊殿くらいからの東方ファンの一人。今は東方から少し距離を置いている。

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十年遅れの諏訪東方聖地巡礼記・前編

あけましておめでとうございます。
今年も当ブログにお付き合いくださいますよう、どうかよろしくお願いします。



ところで去る一月一日、それなりに東方ファンをやっていて初めてお諏訪参りをしてきました。
東方の聖地巡礼の中でもメジャー中のメジャー、諏訪なんて一体どれくらいの東方ファンが訪れたのか。
数千、数万? もしくはそれ以上? そんな感じだと思いますので今更だというのは分かっておりますし
東方元ネタwiki東方聖地@wikiを見ながら定番のところに行っただけなので、改めて特筆するようなことは何もありませんが
自分で実際に訪れてみて非常に感動しましたので、せっかくなのでレポートに残しておきたいと思います。



思い返すこと数日前。東方憑依華のストーリーモードを終え、さて年末年始はどうしようかと思っていたところ
前々から諏訪に車で行きたいなと思っていたこともあり、それなら道が空いてる元旦がいいなということで
ちょっと調べてみると、元旦に神長官守矢資料館が開館しているというじゃありませんか(正月の他の日は閉館)。
これは行くしかないなと大晦日は早めに就寝し、翌日日帰りの諏訪旅行に出かけました。
元旦のガラガラな中央自動車道を車で走らせること約三時間。

諏訪02

やってきました諏訪! まずは諏訪ICを下りてから最も近い、諏訪大社上社本宮へ。
なんだかもう来ただけで感激してしまいました。このとき既に午前9時。さすがにかなり人が多く賑わっています。
寒さを警戒してかなり厚着をしてきたんですが、むしろ暑いくらいでした。
しかし表参道から入ろうとすると、元旦に行われる蛙狩神事を阻止しようとする動物保護団体らしき集団と遭遇。
諏訪子のスペカ『蛙狩「蛙は口ゆえ蛇に呑まるる」』『土着神「宝永四年の赤蛙」』は
諏訪の七不思議の一つ、蛙狩神事が由来なので、なんだか複雑な気分に。

諏訪04

通行止めになっていた表参道から仕方なく北参道へ回ります。鳥居をくぐると早速御柱がお出迎え。
御柱は諏訪大社だけのものというわけではなく、諏訪では小さな社でさえ御柱が立っているのをよく見かけます。
それくらいポピュラーなものらしいです。それでもこれだけ巨大なものはやはり諏訪大社にしかなく、圧巻の迫力があります。

諏訪03

参拝を済ませ、境内を散策することに。
この本宮の祭神は東方でもおなじみの建御名方神。ちなみに近くにある前宮はその妻である八坂刀売神が祭神。
ZUNさん的に神奈子は八坂の名前を持ちつつも建御名方神のイメージをもつらしいですが
なんでも八坂刀売神は資料がなさすぎてよく分からないから…というのをキャラ☆メルのインタビューで語っていましたね。

諏訪05
諏訪06

これが神奈子のスペルカード『天流「お天水の奇跡」』の元ネタか~! と一人で興奮。これも諏訪の七不思議の一つですね。
諏訪は特にこういった実際に東方で使われた元ネタがそこここにあって非常に楽しいです。
元旦で人が多いとはいえ、こういうところまでじっくり見ている人は非常に少ないので周りから見ると変な人だったかもしれません。

諏訪01

他にも土俵などがあり、実際に相撲の舞が奉納されるらしいです。これはこの後に訪れる下社秋宮にもありました。
本宮には絵馬殿に御柱曳きに使われる目処梃子(神奈子のスペカ『奇祭「目処梃子乱舞」』の元ネタ)や
諏訪子のスペカ『土着神「七つの石と七つの木」』にまつわる硯石などがあったんですが写真を撮るのを忘れていました。
気持ちが舞い上がっているとつい忘れてしまいます…。また次の機会に。




諏訪15

諏訪大社上社本宮を後にし、次に諏訪大社上社前宮へ。歩いて15分ほどでした。時間は午前10時を過ぎたあたりです。
本宮の北参道を出てすぐのところに諏訪市博物館もあったんですが、元旦なのでさすがに閉館していました。
道路沿いを歩いていると、途中あるものを見つけましたがそれについては後述します。

諏訪14
諏訪12
諏訪11
諏訪10

こちらは本宮ほど賑やかではなく、参拝する人もまばらでした。
前宮の階段を登りながら200mほど進んでいき、ふと後ろを振り返ると周辺を一望できる場所まで上がってきていました。
そこからさらに進んでいくと、諏訪大社上社前宮の拝殿と本殿に到着。
ちなみに一枚目の画像の鳥居の向こうの右側の建物が、神奈子の身につけている真澄の鏡が納められているという内御玉殿。

諏訪07

参拝を済ませると、そのすぐ横に名水「水眼」の清流の立て看板を発見。
これが『神符「水眼の如き美しき源泉」』の元ネタか! と一人でおおはしゃぎ。
柄杓が置いてあったので意を決して飲んでみると、確かに関東では飲んだことのないような感じの味でした。
ここが源泉というわけではなく、もっと奥に行ったところに源泉があるそうですが、今回は時間の関係で行きませんでした。
上社の裏には守屋山という山があり、物部守屋の神社などもあるらしいですが、同様の理由で泣く泣くスルー。
神奈子のラストスペル「マウンテン・オブ・フェイス」は果たしてこの守屋山のことを指しているのか否か…。

諏訪08
諏訪09
諏訪13

実は水眼の清流の立て看板の後ろに見える「前宮ニ乃御柱」が、東方風神録のジャケットに使われている場所らしいんですが
このときもやっぱり写真を撮り忘れていました。改めてジャケットを見てみると、右側に柵のようなものが見えるので
やはり事実なんじゃないかと思います。いや本当に残念です…(今回こんなのばっかり)。



諏訪大社上社前宮を後にし、再び本宮方向へ。
といっても駐車場に戻るわけではなく、途中にアレがあるからです。

そう、神長官守矢史料館!
前々から来てみたかったというのもありますし、今日開いているという情報を知ったことが
今回の諏訪行きを決意した最大の理由でした。場所はだいたい本宮と前宮の間くらいです。
この時点でおよそ11時を過ぎました。

諏訪18
諏訪19

「神長官守矢」の表札を見てますます興奮を抑えられなくなってきました。
ここがあの守矢資料館! 神社と違って周囲は本当にひとけがないので不気味なほどの静けさです。
守矢早苗さんに会えたらいいなあとこのときは心の中で考えていましたが
よくよく考えると現当主が元旦からこんなところにいるわけないですね…。

諏訪20
諏訪21

本当にここでいいのかな? と不安になるような細い入り口を抜け、守矢家の門をくぐるとまず手前にあった祈祷殿を参拝。
そこから更に奥に進むとありました、小高い場所にあるあの社が御頭御射宮司総社と呼ばれる、ミシャグジさまの社です。
思わず息を呑み静かに登っていくと、なんだか急に風が強くなったようなそんな感じがしてきて、身震いしてきました。
本当にひとけが全くないのも手伝って、木々のざわめきや草が風にそよぐ音のひとつひとつにまで意味が感じられて
ここには何かが”ある”もしくは”いる”のではないかと思えてきてしまい、その雰囲気に飲み込まれてしまうかのようでした。

諏訪22
諏訪23
諏訪29

本当に恐る恐る手を合わせ、階段を降りると横に抜ける小道がありました。
その先に代々の大祝であった諏方家の墓所が立ち並んでいます。
諏方家は平成十四年に亡くなった弘氏を最後に断絶してしまいました。
現人神である大祝と実際に儀式を執り行う神官神長官はいわばナンバーワンとナンバーツーであり
大昔はその主導権を巡って両者の間で対立があった、という話も残っているようです。
この両者の牽制しあうような間柄が、もしかしたら東方Projectにおける神奈子と諏訪子の関係に影響を与えたのだろうか…
と思ったりしますが思うだけです。それに大祝であった諏方家は建御名方神の子孫であり、神長官の守矢家は洩矢神の子孫。
東方では風祝という言い方をしていますが実際は大祝なので
諏訪子の末裔となっている早苗は本当は違うのでは?という気もしますが
早苗は現人神である大祝と儀式を行う神長官の両方の性質を兼ね備えたいわばハイブリッド。
東方の設定と現実とはまた異なる状態のため、必ずしも違うとは言えないわけですね。
しかしそんないがみ合いも過去のこと。諏方家だけでなく守矢家の一子口伝の秘法も途絶えてしまい
いつかは全てこの諏訪に吹く風の中に消えて忘れられていってしまうのだろうか…と
柄にもなくセンチメンタルな気分になってしまいました。
それとも東方にはその存在を残し続けるのか。それは誰にもわかりません。

諏訪24
諏訪28

そこからさらに進むと、空飛ぶ泥船という奇妙な建物が見えてきます。
なんでも守矢資料館を設計した藤森照信氏という方が記念に作ったものだとかなんとか。
なんとも言えない気分になりながら引き返し、御頭御射宮司総社の前を通って今度は守矢資料館の方へ。
確かに同じ人が設計したと言われれば、なんとなくそんな気が…。

諏訪25
諏訪26
諏訪27

守矢資料館に入ると、まず御頭祭を復元したという鹿や猪の頭、串刺しのうさぎなどが目に入ります。
本来は75の頭を並べるらしいですが、そこまで多くはないです。
耳裂け鹿とは、その75頭のうち1頭は必ず耳が裂けていて、それは神様の矛によるものだという、諏訪の七不思議の一つ。
御頭祭は大昔のスケッチを元に再現したそうなので、今だに分かっていないことも多いらしいです。
その奥には特別展示として戌年にちなんで戌年の古文書を展示していました。
古いものでは七百八十年前のものがあり歴史を感じさせます。

諏訪16

お土産として神長官守矢史料館のしおりと、周辺のガイドブックを購入しました。合わせて1000円ぴったり。
この記事でもこの2つの資料を参考にして書いている部分が多いので、非常に役に立つ資料でした。
とくにしおりの方はかなり前から気になっていたものだったので入手できて非常に嬉しいです。

諏訪17

守矢資料館を出て、ふたたび車を走らせます。
近くに大祝の住んでいたというお屋敷もあったんですが、今回は時間の関係で残念ながらスルー。
諏訪湖沿いの道を北上し、次に目指すはあの神社!

→諏訪巡礼記後編


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