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管理者:矢吹天成(旧名:石動雷獣太→無)
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地霊殿くらいからの東方ファンの一人。今は東方から少し距離を置いている。

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十年遅れの諏訪東方聖地巡礼記・後編

→諏訪巡礼記前編


午後0時30分過ぎくらい。
守矢資料館を出た後30分ほど諏訪湖沿いに車を走らせると、天竜川にかかった赤い橋が見えてきました。
それを渡らずに左折し、まっすぐ進んでいくと次第に細い道に入っていくので段々不安になってきますが
岡谷JCTの下を通ってそれでも進んでいくと、ありました。洩矢神社が。

諏方32
諏方33

ここの特徴は何と言っても痛絵馬の東方率の高さ! 諏訪大社でもちらほら痛絵馬を見かけましたが
そっちの比ではありませんでした。ほとんど東方の痛絵馬(主に諏訪子)というとんでもなさで驚きました。
自分が訪れたときにも絵馬を書いてる人がいて、もしかしてこの人同族なんじゃ…と思ったくらいです。
諏訪大社と違って、こっちまで来るのは地元の人か、同類くらいしか考えられませんしね…。

諏方31
諏方30

洩矢神社は古代の折に、土着の洩矢神と中央からやってきた建御名方神と対峙した際
迎え撃つために洩矢神とその先住民が陣取った場所とされています。
東方Projectにおいては諏訪子のスペルカード『諏方大戦 ~ 土着神話 vs 中央神話』の元になった
諏訪子と神奈子の戦いが実際に行われた場所ということになるんでしょうね。
天竜川を挟んで反対側、建御名方神が陣取ったと言われている場所に藤島神社があるので、今度はそちらに向かいます。

諏方34
諏方37

洩矢神社の御守を購入し(究極のキャラクターグッズ!?)、天竜川を渡って藤島神社へ向かいます。
藤島神社は県道14号沿いにあるんですが、本当に小さな社なのと中央印刷という会社の建物の陰になっていることもあって
最初は見つけられなくて通り過ぎてしまいました。車を降りて歩いて探してようやく見つけられました。

諏方38
諏方35
諏方39

藤島神社は前述の通り、建御名方神側が陣取った場所とされています。
藤島神社の社は道路側ではなく洩矢神社の方を向いていて、今でもお互いに睨みを効かせている…のかもしれません。
印刷会社がこの2つの神社を結ぶ線の場所に建物を建てていないので、洩矢神社が見えるかどうか確認してみました。
今でも見えるかどうかはギリギリな感じですが、実際は両社ともたびたび遷座を繰り返していて
どちらも元の位置というわけではないようです。
昔はもっとお互い見やすい位置に神社があったのかもしれませんが、今となっては知りようがないですね…。

諏方36

両社の位置関係は写真で見ると分かりやすいと思いますが(守矢資料館にあったもの)、想像以上に近いので
諏訪大戦という言葉から想像するよりもずっと小規模な争いだったんじゃないかなという気がしてきます。
鉄の輪と藤の枝でどのような戦いが行われたのか、諏訪子と神奈子の戦いはどのようなものであったのか
想像が掻き立てられます。こういったことも実際に来てみて肌で感じられました。

諏方41
諏方40




洩矢神社と藤島神社を離れた後は、県道14号を北上して中山道へ入り一路諏訪大社下社へ。
上社と違って完全に市街地にあるので、非常に参拝客が多い! そして臨時の駐車場も空いていない!
ひたすら周辺をうろうろしてようやく駐車場の空きを見つけましたが、生憎神社からはかなり遠い場所でした。
上社がそこまで混雑しているわけではなかったので、ここでの時間ロスは本当に予想外でした。
仕方がないので近い方の秋宮から先に参拝することにしました。

諏方42
諏方44
諏方43

このとき既に午後2時頃。さらに駐車場から歩いて20分ぐらいかかりました。
これならむしろ下諏訪駅から歩いていったほうがまだ早いくらいだと思います。
参拝の長い列に並ぶこと40分ほど。ようやく幣拝殿に辿り着きました。
幣拝殿の前には神楽殿があり、秋宮の方が風神録での神奈子のスペルカードの背景として使われた…らしいですが。
パっと見では春宮の神楽殿と見分けがつきません。
人が多すぎるので、正直正月に来るべきじゃなかったとこのときちょっと思いました。

諏方46
諏方45

大社通りの道を歩いて春宮まで目指します。この時点で午後3時過ぎ。
10分ほど歩くと大きな鳥居に出くわすので、そこをくぐってさらに10分歩くとようやく諏訪大社下社春宮に到着。
秋宮の大混雑ぶりからは想像もつかないほど空いていました。
駐車場も空いていたのでタイミングが非常に悪かったです。

諏方47
諏方49

春宮の境内の作り自体は秋宮とそんなに違いがありません。
違いがないといっても幣拝殿と神楽殿が同じというぐらいですが、それでも印象としてはかなり近いものがあります。
なぜ正月にも関わらずこんなに参拝客が違うのかと疑問に思い、社務所の方に聞いてみましたが
「八坂刀売神は2~7月の間は春宮におられますが、8~1月の間は秋宮におられますので
 初詣はあちらのほうが縁起がよいと思われているのでは」というような話を聞くことができました。
それ以外にも春宮のほうが駅からやや遠いので、アクセスの面からも
参拝客が少なくなっている影響があるのではないかと感じました。

諏方48
諏方50

境内には結びの杉と筒粥殿があります。
それぞれ神奈子のスペルカード『神符「杉で結ぶ古き縁」』と『筒粥「神の粥」』の元ネタと言われています。
筒粥神事は今は行われておらず、今では筒粥殿を残すのみです。
かつては諏訪の七不思議の一つであったとか。

諏方52
諏方54
諏方53

秋宮の境内を見終わり、ここから歩いてすぐのところにあるという万治の石仏へ。
東方と何か関係があるというわけではありませんが、身体の悪いところには心当たりがあるのでつい…。

諏方55

そして万治の石仏を出てすぐのところに諏方の七不思議の一つである浮島社が。
ここまで来て、かなり七不思議を目撃してきて(紹介しきれてないですが他にもありました)
どうも七つというわりには多すぎないか? と疑問が浮かんできましたが
実のところ上社と下社で七不思議が微妙に異なるらしいのです。
通りで多く感じるわけです。四天王だけど五人いる!みたいな感じではないということですね。

諏方51

そこから川沿いに行ったすぐそこに『おんばしら館 よいさ』がありました。設立は2016年なのでまだ新しいです。
画面に合わせて丸太が揺れる御柱の木落し体験シュミレーターがあるということでやってみたいなーと立ち寄ったところ
通常は17時まで営業しているところ元旦は16時までしかやっていないという話。
時計を見ると16時を過ぎたところ…。ガックリとうなだれながら春宮周辺を後にしました。

おんばしら館 よいさ




諏方57
諏方58

今度は諏訪湖沿いを南下し、次に目指したのは諏訪湖間欠泉センター。
かつては何十メートルも温泉を噴き上がらせていたというここの間欠泉も
今では圧縮空気を送り込んでせいぜい数メートル程度と悲しいことになっているようです。
もしかしてその全盛期の間欠泉が幻想入りしたのが
妖怪の山の地下間欠泉センターなのではないか…という説も囁かれているようです。
夏場であれば17時まで間欠泉が噴き上がっていたらしいですが、生憎冬なので15:30が最終だったようなので
残念ながら見ることはできませんでした…。

諏方59

その間欠泉センターのすぐ後ろにあった立て札。
御神渡りとは凍結した湖面が割れることで、諏訪の七不思議の一つになっていますが
今回の旅の経験からあらためて考えてみると、東方では一体どういう風に捉えられているのか不思議な感じなんですよね。
諏訪大社の言い伝えでは、御神渡りは上社の建御名方神が下社の八坂刀売神にこっそり会いに行った際に起こる…
などと言われているようなのですが、東方の世界では諏訪には建御名方神がいないことになっているので
スペカを使用しているのが八坂刀売神モチーフの神奈子ということもあり…謎は深まるばかりです。
そういえば諏訪湖はわかさぎ釣りもやってるんですよね。わかさぎ姫…。

諏方56

日が沈むとさすがにかなり寒くなってたのでこれで帰ることにしました。だいたい午後5時過ぎくらいでした。
今回は特に著名な場所ばかりでしたが、手長足長神社や霧の湖のモデルになったのではないかと噂されている白樺湖
守屋山やスペカモチーフとなった諏訪の七不思議などまだまだ行きたいところばかりなので
また機会があれば諏訪に来たいですね。今回は諏訪湖一周してこれたのでそれで満足です。
一番行きたかった神長官守矢資料館にもいけましたしね。

正直少し前までは聖地巡礼という行為にはそんなに興味がありませんでしたが
今回実際に行ってみることで心のモヤモヤが晴れたり、東方に関してまた新しい疑問が浮かんできたり
ただの観光というだけではない、色々な副作用があるということを特に痛感しました。

世間が憑依華の話題で持ち切りの中、なんで今さら諏訪なんだよ!って気持ちも多少はありましたが
やはり行きたいときに行くのが一番ということですね。非常に楽しかったです。
でも次に諏訪に来るときはオフシーズンに鉄道で、ゆっくりと見て周りたいですね。
そういうわけで新年最初の記事を締めたいと思います。お付き合いいただきどうもありがとうございました。


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Comment

  1. 7743

    2018/01/04 (Thu) 23:43

    初めまして。
    私は一昨年の12月26~28日にかけて、九州のド田舎から離れて3日間の長野観光を楽しんだものです。
    諏訪大社や諏訪湖の雰囲気も素晴らしかったのですが、何よりも地元の人が親切だったのと蕎麦の美味しさに心を奪われました。
    長野には他にも善光寺や白馬村、青鬼神社といった東方の聖地がありますので、もし行ったことがなければ是非行ってみてください。
    東方好きかつ旅行好きにとっては堪らない場所でした。
  2. 管理人

    2018/01/05 (Fri) 13:50

    コメントありがとうございます。

    九州から長野とは大変な旅であったことと思います。
    関東住まいで面倒臭がっていた自分が少し恥ずかしいですね。

    今回は衝動的かつ無計画な諏訪の旅だったもので、かなり時間に追われてしまいゆっくり見て回れなかったのが心残りです。
    信州と言えば蕎麦ということで蕎麦も食べてみたかったのですが、スケジュール的に結局飲まず食わずになってしまったので
    非常に勿体無いことをしてしまったなと後悔しています。

    諏訪は確かに素晴らしい場所でした。記事の中には書かなかったのですが
    本宮のお兄さんと動物保護団体について文句を言い合ったり、参拝の列に並んでいたときに
    横にいた年配の女性に突然話しかけられて、御柱についてどういう由来があるとか
    こういう施設があるとか教えていただいたのが思い出深いですね。
    おんばしら館のこともその方に教えていただいて立ち寄ったのですが、結果はご覧のとおりです。

    しかしやり残したことがあるからこそ、もう一度訪れたいをいう気持ちが消えません。
    諏訪はもちろん長野にある東方の聖地も、もちろん東方以外でもまだまだ行ってみたいという気持ちはあります。
    以前はわりと出不精でしたが、東方のおかげで徐々に出かけるのが楽しくなってきました。
    今度はスケジュールに余裕を持って、じっくりと見て回りたいですね。

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