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東方茨歌仙 第48話『迷者不問の暗黒郷』の感想

Febri vol.52掲載
東方茨歌仙 第48話『迷者不問の暗黒郷』




前回に引き続き霊夢は倒れたまま。天子はなんと茨歌仙四話連続の登場。
霊夢の出番が少ないこともあってすっかり主人公の風格である。
このままいくと10巻は全話天子が出ることになりそうだ。

扉絵は魔理沙と早苗と小町と天子の四人。今回はこの四人がメインとなる。
まさか次のゲームもこの四人がメイン…? などどいうのはいささか早すぎるか。
そもそもそれだと霊夢がいないことになるが、しかし既成概念に囚われることを嫌うZUNさんのことだから
もはや常識になってしまった主人公霊夢を、あえて外してくることが絶対ないとは言い切れない。
そんな何か新しいことが起こりそうな茨歌仙最新話。


さっそく本編へ。
三途の川で話をする天子と小町。
前回ノープランながら今の霊夢の状況を調べるとみんなの前で言った手前か、早速行動に移している天子。
霊が地獄へ行ってしまった霊夢の行方を専門家に訪ねているようだ。
しかし地獄で苦しめられるのは、死後も肉体に未練を持っている者だけという小町。
生きたまま霊魂だけが地獄へ行くのは聞いたことがないらしい。
気になるのでボス(四季映姫)に霊夢のことを聞いみるという。

小町は天人が人間のことに熱心になるのはどういう風の吹き回しなのかと尋ねた。
天子は霊夢から血生臭い地獄のような匂いがするといい
天人として地獄が地上に手を出そうとしているのを見過ごせないという。
小町はそれを見て、普段邪険に扱われているから
人間に頼られることが嬉しかったんだろうと察する。


その頃博麗神社では。
相変わらず眠ったままの霊夢を見張っている魔理沙と早苗。
状況には全く変化がなく、医者(永琳)も定期的に問診に来ることもあって
お見舞いの客も途絶え、前回見舞金を徴収していたにとりも商売にならないと引き上げていったようだ。
見舞い客が来ているコマには前回のメンツに加えて、レミリアやチルノの姿も見える。
チルノに払う金があったのかどうかは謎だが。

魔理沙は早苗と交代で霊夢の見張りをやっている間、独自に調査を進めていたらしい。
にとりが前回霊夢に秘策ありと言っていたことについては
客寄せ出来るアイテムを手に入れていたらしいという情報を入手していた。
前回の最後に霊夢が持っていた鬼の腕のことで間違いないだろう。

しかし魔理沙はそこまで詳しくは分からなかったらしく、ふたたび早苗に見張りを任せ
その客寄せできるアイテムを探しに神社を探索しようとしていた。
しかし早苗も同行すると言い出し、霊夢に何か反応があったらすぐに判るという結界を張る。
今回、魔理沙と早苗の二人きりだからか早苗がかなり砕けた口調になっている。
霊夢をさん付けせずに呼び捨てしているが、どうやら霊夢が側にいるかどうかで態度を変えている?
今は霊夢が目覚めないことがわかっているので呼び捨てになっているのだろうか?


その頃天子は、前回から影も形も見えない華仙の家を訪れていた。
最近姿を見かけないというのは、どうやら幻想郷の住人にとっても同じのようだ。
返事がないので天子は家の周囲を調べるが、そこかしこに強い封印がかかっていて中に入ることができない。
まるで中から何かを逃げ出さないようにしているみたいと天子は思い
寝たきりの霊夢についてはここが怪しいと結論づける。
天子は懐から緋想の剣を取り出すと、封印された扉に向かって斬りかかった。


ふたたび博麗神社。
魔理沙と早苗は家探しをしていたが、とくに目ぼしいものは見つけられなかった。
しかし魔理沙は神社の本堂に気になるモノをみつけたという。
余談だが、本堂はお寺に使う言葉であって、神社なら本殿のはずでは…?(以後本殿を使う)
博麗神社の本殿。何気に東方に出てくるのは初めて…だと思う。
そもそも本殿があったのかという感じで、外から見てどこが本殿なのかよく分かっていなかった。
二人がそこで見たものは夥しい数の爪の跡と千切れた御札。つまり戦いの跡だった。


場面はまた華仙の家に戻る。
結局緋想の剣でも封印は破れず、扉と格闘し続ける天子。
今度は要石でもお見舞いしてやろうかとしているところに小町がやってくる。
この屋敷は寝たきりの霊夢と関係があるに違いないと確信している天子は
小町の距離を操る能力を使って屋敷に入ろうと試みる。
扉の厚さを引き伸ばし、封印と扉の隙間を作れば斬ることができるということらしい。
空き巣の片棒を担げと言う天子の提案に小町は乗る。
緋想天の頃から絡みがある二人だから、この組み合わせなのかと思ったが
それもあるだろうが多分別の理由だろう。
この二人は華扇ともそれぞれ知り合いであって、華扇の仙人としての知り合いが天子で
華仙の鬼…?として知り合いが小町なのだ。よって華扇の二面性を表していると思われる。
天人を目指す仙人茨歌仙と自称大悪党の茨木華扇を使い分けているのだ。

小町が詠唱すると周囲はまるで槐安通路のような格子のある空間に変化。
封印された入り口の扉をバラバラに分解することに成功する。
阿頼耶識~と言っているが阿頼耶識を一言で説明するのは自分には無理なので省略する。エイトセンシズである。
東方の○○する程度の能力というのは何種類かあって、自分の得意技や技能
種族としての特性や願望みたいなものまで、自己申告制なのでキャラによってスタンスがそれぞれ違うが
詠唱が必要ということは、距離を操る程度の能力は死神に予め備わっている能力というわけではなく
後天的に習得する技というか術?なんだろうか。
この描写を見てなんだか能力バトル漫画っぽいと思ったのは自分だけではないはず。
ハンターハンターとかジョジョとかそんな感じ。能力の使い方バリエーションの貴重な描写だ。

小町曰く扉の厚さを可変にしたそうだが、絵で見るとどうもわかりにくい。
扉のパーツの隙間の距離を広げてその間を通ったという感じの描写に見える。
そうして扉の間を通ると、途中に華仙が施したと思われる薄い一枚の封印があった。
封印を通り過ぎた天子は、今度こそ緋想の剣で扉を破壊する。
これ、既に封印は通り過ぎて中に入れてるんだから、破壊する必要あった…?
単に鬱憤晴らしに破壊しただけかもしれない。多分。

家の中の様子は普段と変わらず、単に留守だっただけかもと焦る二人。
小町は霊夢のことを閻魔(四季映姫)に聞いてきたという。
地獄で見たという噂はあるが、正規ルートでの入獄ではないため鬼の管理下にはないらしい。
鬼と言えばこの屋敷の主も……と小町が言いかけたとき、天子がやはり当たりだと確信する。
霊夢からも臭っていた血生臭い匂いがある部屋から匂うという。天子はその扉を蹴り破って中に入る。

そこは茨歌仙の書斎だった。天子が乱暴に散らかっている本をどかすと
床に八卦と八芒星(オクタグラム)を組み合わせたような魔法陣?を発見。
鬼門(北東)の方向だけがかすれたようになっていて、開放されていた。
それはまさしく地獄への通路であり、華扇は地獄と繋がっていると天子は断定。
その様子を見てどうしたものかといった顔の小町。

一方本殿を探す魔理沙たちを尻目に、霊夢の姿はどこかへ消えていた。
早苗の結界役立たず!



というところで今回のお話は終わり。まだまだ地獄編は続きそう。
華扇が何を思うのか、鬼の腕との関係は何か、華仙の屋敷にあったモノは何なのか?
眠り続ける霊夢と無間地獄の謎、なぜ霊夢の身体が消えたのか
そして三月精のエピソードとの関連性…いやいや謎が多すぎる。
先が読めなくて面白い。

前回から多少時間経過しているらしいが、それでもキャラの服装は秋のままなので
現実の暦とはズレたようだ。東方の漫画作品は、クライマックスになると時間経過が緩やかになるという特徴がある。
儚月抄で月に行ってから、鈴奈庵で小鈴が行方不明になったときなどがそれにあたる。
今回も同じなら、もうかなり終わりが近いのでは? という予感もある。

そして華仙の屋敷に書かれていた魔法陣?についてちょっと考えてみる。
八卦は道教なので仙人が用いるのは普通だ。では八芒星は何なんだろうか?
ローマ数字(IとかII)が一緒に書かれているためおそらく西洋の八芒星だと見て間違いないと思う。
ちょっと調べてみたところ、ベツレヘムの星という東方の三賢者にキリストの誕生を知らせた星が八芒星で表現されるという。
これはもしや華扇が幻想郷の賢者であることの暗示ということなんだろうか?
それとも結界ということで他の幻想郷の賢者…つまり紫の介入があったのかもしれない。
東方においてはスペルカードの発動エフェクトなどは西洋的な魔法陣が展開されたりするので
華仙が使うスペルが東西折衷の形になっていたとしてもなんら不思議ではないので、考え過ぎかもしれないが。

そんな感じで今回はおしまい。


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Comment

  1. 2018/12/18 (Tue) 09:47

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  2. 管理人

    2018/12/20 (Thu) 12:36

    コメントありがとうございます。

    暦についてですが、
    ゲームがおそらく来年だと思われるので、今茨歌仙やってるのは
    来年の話かもしれないという可能性をちょっと考えてしまいました。
    三月精の地獄関連は四季異変の翌年だと明確に言われているので、そっちは今年の話ということなのかも。
    いやー鬼が笑いそうですね。華扇だけに。

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