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管理者:矢吹天成(旧名:石動雷獣太)
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地霊殿くらいからの東方ファンの一人。今は東方から少し距離を置いている。

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東方電子遊戯・図説発売記念、東方特集特集

2017/03/31に東方電子遊戯・図説という本が発売された。
これまで特集という形で雑誌などに東方の紹介が設けられたことは何度かあったものの
非公式書籍で一冊丸ごと東方Projectをフィーチャーしたというのは今回が初めてのこと。
(東方外來韋編? あれは公式書籍だからなあ…)
それにあたってこれまで東方を特集した雑誌などを振り返る、特集の特集という出落ち企画である。

特集特集02

今回扱うのは画像の7冊。
1~2Pとかの小さな扱いの記事までいちいち取り上げていたらキリがないので
記事として大きく扱っているもののみに限らせてもらった。
なんでそれが入ってるの? と思うものもあるかもしれないが、それについては記事の該当部分を参照してもらいたい。
多分これ以外にも存在していると思うが、持っていないし確認することもかなわなかった。
(東方儚月抄連載開始時のComicRex2007年6~7月号にも特集記事が4ページずつ存在することが確認できているが未所持)

東方三月精~Eastan and Little Nature Deity~(2007/01/26/角川書店)
特集特集03

通称白月精。
正直ここに入れるべきなのかどうか迷ったが、漫画単行本ではなくファンブックという扱いであり
キャラクター紹介と作品一覧、音楽CDの紹介というフォーマットがここで既に出来上がっているため一応触れておきたい。
キャラクター紹介に間違いが多いことで有名で公式に正誤表が出たほどだが、話の種にはなるかもしれない。
資料関係は2007年当時、東方風神録頒布前までのものしかないので今となっては役に立つとは言い難いが
ZUN(イン)タビューやルナチャイルドと紫が絡む小説、設定が色々書いてある上海アリス通信など見どころも多い。
そこそこプレミアがついているが、CDの内容が全てStrange and Bright Nature Deity2巻のCDに入っているので
CD欠品でも構わないなら多少安価で入手可能。金さえあれば入手難度は高くない。
実は修正が入った第二版が存在するらしいという噂があるが、実際に見たことはないので機会があれば一度見てみたいものだ。


キャラ★メルFebri vol.9(2011/11/25/一迅社)
特集特集04
特集特集11
特集特集10

東方神霊廟頒布後の特集で、前半は東方神霊廟そのものについて
後半は東方全般についての二部構成のロングインタビューがメインだが
基礎的なQ&Aに加え、神霊廟までのゲーム毎のプレストーリーやそのゲームに登場する全キャラクターについても
おおまかに紹介している。……と思ったが衣玖さんはいなかった。メディスンや幽香もいなかった。椛も名無しキャラもいない。
音楽CDや書籍作品については軽い紹介のみだが、コンプティーク連載(当時)の酒コラムや
2軒目から始まるラジオについても触れられているのはこの特集ならではと言えるかもしれない。


イラスト上達マガジンtouch vol.13(2013/08/27/晋遊舎)
特集特集05
特集特集12

イラスト講座がメインのムックだが、東方特集と銘打って東方そのものの紹介が4Pほど。
東方Projectのちょっとした用語集やキャラクター相関図、リリース年表など簡潔に纏まっていて要点は掴めそうな感じ。
ZUNタビューも1Pだけだが存在する。質問内容が結構ユニークなものが多いので侮れない。
粗茶氏のSDキャラクターを使った2Pに渡るキャラクター一覧(輝針城まで)が見どころか。
しかし今回の紹介の中で定価が1500円と一番高いのがネック。


東方Projectキャラクターデータベース ver1.50810(2015/08/10/KADOKAWA)
特集特集06

月刊コンプティーク2015年9月号の別冊付録。全48ページ。
キャラクターの立ち絵と種族・能力・二つ名のみに絞った、完全にキャラクター紹介だけの小冊子。
収録キャラクターは深秘録(菫子)までだが、発売時期を考えると紺はギリギリ間に合わなかったようだ。
イラストの担当作家は結構な人数が参加しており、場合によってはアレンジの効きすぎているキャラも何名か。
比良坂真琴先生、あずまあや先生、春河もえ先生と公式作品の作画担当が参加しているのが醍醐味。
春河もえ先生のイラストに関しては東方鈴奈庵6巻特装版にも収録されているので注意。
ニつ名を網羅しているのは珍しいので、意外と資料として役に立つかもしれない。


コミケPlus vol.6(2016/07/14/メディア・パル)
特集特集07
特集特集14

東方Project20周年記念号と銘打って特集が組まれた。トータルで34Pほど(イラストを含める)。
紹介として作品のリリース一覧や例大祭開催一覧、ZUNタビューも2Pある。
しかしその代わりキャラ紹介や幻想郷についてなどのありふれた項目が逆に無い。
作品紹介がやや特殊でいきなり旧作から、しかも体験版のURLまで書いてあるというのは他に見られない特徴。
コミケのムックという性質上、同人ジャンルとしての東方という扱いがメインであって
よくわからない基準のキャラクター人気投票や人気二次アレンジや東方のユニークなサークルの紹介
例大祭のレポートなどに多くのページが割かれている。


電撃PlayStation Vol.628(2016/12/08/KADOKAWA)
特集特集08
特集特集13

東方紹介記事と東方深秘録の記事を含めて8ページほど。
もはや何度目だといった感じのゲームと音楽CDと書籍のリストはもちろん完備。ただし旧作は無く、WIN版以降のみ。
東方のSTGとしての魅力や世界観についての説明、どういう基準で集めたのか分からないが(人気…とは一概には言えなさそう)
霊夢魔理沙含めて14人ほど大雑把なキャラ紹介もあり、深秘録の記事でもプレイアブルキャラ全員を軽く紹介している。
紹介しきれなかったキャラはページの端にほんの少しだけ載っているが、二次ネタにしか触れられていないので悲しい。
Play,Doujin作品、ひいては東方深秘録紹介記事のための前提としての特集といった趣。


東方電子遊戯・図説(2017/03/31/KADOKAWA)
特集特集09
特集特集01
特集特集15

全92ページ。パっと見薄いと感じられるが、資料的な記事がそこそこ充実しているため
サっと取り出してパラパラめくるには逆に薄さ・軽さは武器でもあると言える。
東方とはなんぞやという話から、原作、キャラクター、書籍と音楽CD一覧は当たり前のように完備。
さりげなく公式素材の利用はスクリーンショットだけ、エンディングは配信不可、といったことが書いてあるのがポイント高い。

キャラ紹介は設定txtの要約といった感じだが、これまでと違ってかなり詳しく説明されている。
キャラ毎にかなり文章量に差があるが、二次やファンの間の通称などはちゃんと区別して書いてあるのは好感触。
漫画や設定上存在が匂わされているキャラ(妖忌とか嫦娥とか)までカバーしているのは他に類を見ない。
魔理沙のZUN絵が紺マリ顔なのは狙っているのだろうか?
そして2ページにわたってギッシリと詰め込まれたスペルカードリストは圧巻。
1444枚と書いてあるが、ここまで大量にあると何かが抜けていたとしても多分わからない。
と思ったら深秘録Extraのスペルカードは無かった。

東方原作についても1作品1ページづつ紹介されていて、それぞれの作品固有のシステムまで解説している。
上海アリス作品についてはステージタイトルと登場Boss、BGMタイトルにロケーションまでもが作品ごとにリストになっていて
ひと目で確認できてこれはなかなか便利。旧作についても一通り軽く触れられている。
音楽CDについても他の特集とは異なり収録曲のリストがある。ただ秘封と幺樂団とで記事が離れているのは意味が分からない。
ゆっくりによる弾幕講座がだいぶ初心者を意識した感じになっていて涙ぐましい。

上記以外にもPlay,Doujinでリリースされている東方二次ゲー全作品を2ページずつ使って紹介している。
音ゲーについては個人的にはあまり興味はないが、各音ゲーに収録されている楽曲のリストが5ページにわたってギッシリと。
CDもついているが、参加サークルのCDの再録なのでわざわざこれを目当てに買う必要はなさそう。

これまで雑誌の1特集に過ぎなかったものに比べて資料的にもかなり充実した一冊であるといえる。
しかし(三月精以外)基本的に他の記事が目当てで購入した人がたまたま東方の記事にも目を通したときに
興味を持ってくれたらいいなという感じだったのに対して、この本は一冊まるごと東方なので
原作や二次ゲーや音ゲーのいずれかに興味があって手に取った場合に他の要素にも興味を持ってもらうことが目的であり
あくまでも初めから東方に興味があること前提の作りなのでそういう人向けなんだと思う。
これでZUNタビューがあったらマストバイと言ってもよかったが。







あとがき

正直なところリアルが忙しくて外來韋編参も文果真報もまだ手付かずのままだし
文字起こしも最近全然やってないのにこんなことやってる場合じゃないだろうという気がしなくもないが
こんなどうでもいいことを頑張ってやるのが界隈に反逆してる感じがしていいと思う。

東方電子遊戯・図説の資料価値を結構褒め称えたが、ただしそれは商業ベースでの話。
ぶっちゃけ資料が欲しいだけなら、胡玉書厨さんの東方Projectデータブックを買ったほうがいい。
ただ記事の中でも触れたように大きくて見やすいという点が最大の武器でもあるので、そういう意味では一長一短と言える。
こういうのがもっと早く出ていたら良かったと思うのだが、良くも悪くもPlay,Doujinのおかげというところなのかもしれない。

今まで買ったはいいけど特に利用する機会に恵まれなかった資料たちが日の目を見る機会がようやく訪れたのだ!
という気持ちを感じてただけたら幸いである。


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