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東方鈴奈庵 第52話「八雲紫の安寧(前編)」の感想

月刊コンプエース2017年8月号掲載
東方鈴奈庵 第52話「八雲紫の安寧(前編)」



今回は目に見えて短い。
46話のときに15ページが最少ページ数というようなことを述べたが
それをさらに更新して13ページ。話を切るところが他になかったので後半に多くを持ち越したのだと思いたいが。

話のタイトルが稗田阿求の哲学→本居小鈴の葛藤→博麗霊夢の誤算ときているから
次は八雲紫の○○みたいなことを以前の感想で書いたがやはり紫がタイトルに来た。
八雲紫の安寧、というだけあってこれまで語られず仕舞いだった紫と小鈴の間に起こったことや
霊夢と紫の対峙の行方、そして紫の目的がある程度語られると思うが、果たして。


話は前回の梅の時期(2月くらい)から一気に桜の季節まで飛んだ。
一気に咲いたという桜の下で花見の準備をする魔理沙の下に、手伝いのために早苗がやってくる。
今年は開花が遅いと早苗が言ったり、魔理沙が不思議なことは起こるんだよと言ったりしているのは
先々月の三月精6話で、三妖精が花咲か爺さんに扮して桜を咲かせたときのことだろう。
もしかするとこの宴会の準備が、そのときの宴会の準備である可能性もある。
早苗は今日の花見がいつもと違う趣向を凝らしているのではないか、と感じていたが
魔理沙は「だいたいこんなもんだったし、これからもこんなもんだ」と素っ気ない。
しかし個人的には逆に含みがあるように思えてならない。
小鈴のための宴会エンドに向けての仕込みがあるんじゃないのだろうかと…。

人里で取材をしている文は阿求と遭遇する。
文がいたのは32話で出てきた茶店と同じ場所だろうか? ここの店員のお姉さんが何気に可愛かった覚えがある。
阿求は文が人里で堂々と取材をしていることに、随分と平和になったものだと呆れるが
小鈴失踪事件を取材しているという文は阿求にも話を訊こうとする。
その件にについて私から言えることは何もないと言おうとする阿求だったが、文との意見交換という形で承諾する。

文の情報によって小鈴は妖怪に攫われたものとして扱われていることが判明する。
先程から阿求の小鈴に対する反応はさほどでもないが
前回から二ヶ月程度経っているということでもう悲しんでいる場合でもないということか。
全く描写されないが小鈴の両親などはどんな様子なのかが気になってしまう。想像するとなんか不憫。

この失踪事件は人間の里がいまの形になってから、妖怪が起こしたものとしては数少ない重大事件にあたるという。
自分から失踪した可能性について文が尋ねると、阿求はあり得ないと断言。
しかし文は妖怪が起こした事件ということにしたほうが、事実と異なるとしても混乱が少ないからと一人納得する。
小鈴は今回何も痕跡を残さず失踪していて、通常の誘拐や失踪では説明がつかない。
そこで文は異界へ行っているのではないかという説を述べる。50話で霊夢に神隠しの可能性を話したのと同じだ。
異界へ行くには何らかの特殊な条件が必要であり、その中でも特に条件が少ないのは外界らしい。
天狗は外の世界を調べることはできない…と言っているが、求聞史紀で妖怪の山は外の世界に繋がっていると書かれていたのは否定された形か、はたまた方便か。
そこまで聞いた阿求は神隠しなら自然に任せるしかないとどこか諦めた様子ですらある。
しかし突然今日博麗神社で花見があるとに尋ねる。しかし文はそれを知らない様子。
なんでもいつもとは変わった花見を大々的に行うらしいが、来る人を制限しているとのこと。
今までは偶然参加することはあったものの、今日に限っては名指しで招待されているという。
そこで阿求は文に博麗神社までの護衛を依頼する。阿求が選んだ人物なら一緒に参加してもいいらしい。
阿求は文が今夜の花見を見る必要があると思っていた。それを聞いた文は、その依頼を快諾した。

その夜、博麗神社の花見に文も参加していた。
見たところ咲夜やレミリア、幽々子と早苗とマミゾウが見える。
これがもし三月精6話の宴会と同じだったとすると、他に妖夢や紫、守矢一家に小町に萃香に華扇、プリズムリバーにミスティアにお燐、ルーミアまでいることになる。
これに文が呼ばれていないどころか、開かれることすら知らなかったのだとするとちょっと切ない。
まあ逆説的に三月精6話の宴会と今回は別…と言えるのかもしれない。

早苗相手に古い妖怪について話をしているマミゾウは、貴方とどっちが古いのかと尋ねられて儂は若いと主張。
霊夢にババア呼ばわりされたり神子に媼呼ばわりされたり、千年以上前から存在する雲山を若造と言ったり…とても若いとは言えなさそうだが。
そんなマミゾウは懐から百鬼夜行絵巻を取り出す。中の妖怪はその中に何千年も閉じ込められていた間に邪悪な力を身に付けたのだという。
そりゃ何千年も前のものと比べたらほとんどの妖怪は若いだろうな、と納得した。
文はそれにすかさず反応して、マミゾウと早苗の会話に聞き耳を立てた。
マミゾウは百鬼夜行絵巻の邪鬼と戦ったときのことを話す。つまり前回のその後にあたる話となる。

けしかけた部下の狸たちはすでにほとんどがやられてしまっていた。というか単純に数で押すだけの攻撃だったのか…。
しかしその中の一匹が、小鈴から百鬼夜行絵巻を奪うことに成功していた。
マミゾウは部下に小鈴を連れて行くように命令し、自分は絵巻物を手に入れる。
というところで次回に続く。



霊夢と紫は今回一切出てこない。
特に紫はタイトルにまでなっているわりには、出てこないのはやはり宴会に何かを仕込んでいるからだろう。
紫の目的予想については鈴奈庵の以前の感想で散々やったのでそれはそっちを見てほしい。
多分宴会に小鈴が出てきて何かをするんだろうけど、それを霊夢と紫の二人が企画しているんだとすると
小鈴とも仲直りしたのか、お互い納得できたのか。
紫に言いくるめられて妖怪化した小鈴を憮然とした表情で霊夢が見つめる…みたいなことはないと思う。
小鈴妖怪化はマミゾウの子分が絵巻物取り上げた時点で力が無くなってたっぽいので。
あくまで人間のままの小鈴が出て来るはず。そもそも小鈴がどうして前話のような結論に至ったのかもまだ語られてないので、
「私が選ぶべき真実」くらいは明かしてほしいものだが。

やっぱりしばらくの間外の世界にホームステイしてみて(菫子をアテにして?)
外の世界と幻想郷を比べてみて、やっぱり幻想郷の方がよかったから帰るっていう感じになるんじゃないだろうか。
もしくは外も中も大して変わらないと感じるか。
なんせ二ヶ月くらい失踪してる(扱い)なわけだし。
そうして花見で幻想郷の有力者たちに面通しして、宴会やって受け入れられて終わりと。
単行本一冊分をかけて語られたエピソード、せめてある程度納得の行く結末を期待したいものだ。


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